2019年5月のバックナンバー

*春の紫綬褒章、受章。

 この度、石川さゆりが令和元年、春の紫綬褒章を受章致しました。
先頃、20日の新聞発表に併せてテイチクエンタテインメント本社にて行なわれました記者会見での石川さゆりによる感謝の言葉をここに全文掲載させていただきます。

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改めまして。石川さゆりでございます。本日はありがとうございます。
今回、紫綬褒章受章のお知らせを受けまして、大変うれしく、ありがたく思っております。これは今日ということよりも、私がデビューをしてから47年近くなりますけれども、この間に皆と一緒に作ってきた音楽、歌というものが、みなさまの元へちゃんと届いたのだな、ということを認めていただき、そして、これまでやってきたことが「間違っていないぞ、これからもこの方向で、きちんと進んでいっていいんじゃないか」と。そういうことを言っていただけたような、ありがたい気持ちと、またこれは叱咤激励ではないかと、受け止めました。

ですから、より一層の精進をしていかなければいけない。そして、今。日本の国において、歌、音楽において「何ができるんだろう」ということをこれからも探していきたいと思っております。

いままで47年近くを経て、今日と言う日があります。私は子どものときから歌が大好きで、ひたすら歌を歌い、歌い重ねてきた日々でした。

そのことを楽しんでくださったお客さま、ファンのみなさんがいらしてこそ、今日まで続けてくることができたのだなあということを何よりもまず、感謝致します。

また先ほど、私の(所属する)レコード会社に到着しました時に、社長はじめ皆さんが「おめでとうございます」と言ってくださいました。そして、これまで長くディレクションをしてくれ、ともに音楽をつくってきたスタッフたちが「僕たちのよろこびは実は10年前、いつの日か石川さゆりに何か、めでたき勲章のようなものを獲ってもらえるように頑張ろうね、とみんなでそう誓い合った日にあるんだ」ということを話してくれました。それを聞いた時に「ああ、そうなんだな」と。今日の私があるのも、いままでどれくらいのスタッフが一緒にかかわり、仕事をつくってきたんだろう。そんなことを思いました。

そしてまた、私は歌い手です。作詞家・作曲家の作品があり、それを表現して参りましたから、先生方にも感謝したいなあと思いました。

こうして長く歌って参りますと、知らせを受けた時に、「先生、何かこんなにすごいお知らせをうけたんですけど」と電話をしたくても、―――吉岡治さん、阿久悠さん、三木たかしさん。これまで私を育ててくださった先生方は天国に逝ってしまっております。

そうした方々に対しましても、恥じないよう、「これからもしっかりとまた、この道を歩いていきます。進んで参ります。」ということを誓ったといいますか。そんな思いで、今日ここにすわっております。

デビューの時から考えますと、スタッフもマネジャーをはじめ、ミュージシャンはもちろん、かかわってきた方の数は何百人、いえ、もしかしたら千を超えているんだろうなあ、って思いますと、そんなみんなの頑張ってくれたことに対するお返しというのはやはり、私にとってはいい歌を歌うことであり、歌で伝えていくことなのかなあ、というふうに思っております。

歌というのは、どんな人の隣にも寄り添えるものなのです。

偉い人もどんな人も、若い人もおじいちゃんも、おばあちゃんも関係なく。

困難を抱えた人にも、いいことにいっぱい囲まれた人にも。何か、こう、吹く風のように隣に寄り添って、「よかったね」ということをより膨らませることができたり、「元気出せよ」と云えることができたり。

そういう、人の心に寄り添っていける歌が歌っていけたらいいなあ、と。

自分の唄った歌が、皆さんの中で、「自分がこんなにうれしいときに、こんな歌があったな」とか「こんなつらいときに石川さゆりの、この歌を歌って乗り越えてきたよな」とか。皆さんの思い出として、ともにいられるとしたら......。本当に歌い手としてしあわせに思います。

これからもそういう歌をつくっていきたい。みんなで目指していきたいと思っております。今日は本当にありがとうございました。(談)
石川さゆり叙勲記者会見size.jpg

*文学を読むように、歌う人

 開催中の『石川さゆりのつくりかた』展。熱心なファンの方はもちろん、兼六園、金沢21世紀美術館帰りにふらりとお立ち寄りくださる方、DMの浮世絵チックなイラストに魅かれてわざわざ周遊バスに乗って来訪くださった外国人観光客の方などが連日、お越し下さっています。石川さゆりが歌う「女」たちを軸に、100冊の選書を通じて石川さゆりのクリエーションを読み解く試みの展示会ですが、作詞家の阿久悠先生に「歌はヒットした時がピークだけど、石川さゆりの場合は歌を育てる歌い手」と言わしめたさゆりさん。

 とはいえ、デビュー当時は「歌にしがみついていくのがやっとの時期もあった」そう。本人曰く、「詞やメロディは作詞家、作曲家の手を離れると変わらないものですが、歌い手は歳もとるし、変わっていきます。年を重ねることで、ようやく歌に登場する女性たちをどう肉付けしていくのか楽しめるようになりました。太っているのか、痩せているのか、どんな服を着せようか。血液型はA型にしようか、それともB型か。そんな会話を繰り返しながら何度も打ち合わせをして、作詞家・作曲家のみなさんと女性像をつくりあげていくんです。そのうち、裏切る楽しさをおぼえてからはレコーディングでガラッと変えてみたり、自分の中でチャンネルを切り替えてみたり」。「文学を読むように、歌う」、変幻自在の表現力。その秘密をぜひ、覗きにいらしてください。

石川さゆりが歌う「女たち」から読み解く「石川さゆり」のつくりかた 展

≪開催期間≫ 開催中~2019年6月23日(日)

≪営業時間≫ 11:00~18:00(月曜定休※但し祝日の場合は営業)
≪開催場所≫ Books under Hotchkiss (石川県金沢市広坂1-9-11)
 詳しくは下記HPをご覧ください。
http://booksunderhotchkiss.com/

*47年目も、日本列島を駆け巡ります!~その1~

今年も日本全国の会場を駆け巡ります。各地で皆さまにお会いできることを楽しみに♪ 
駆け足でイベント&コンサート情報をお届け致します。


◆レキシ特別公演~豪華絢爛 レキシ歌絵巻~ 
邪馬たいこちゃん(レキシネーム)としてゲスト出演 *チケットいずれもSOLD OUT!
2019年5月7日(火)@東京国際フォーラム ホールA 開場:17:30 / 開演:18:30
2019年5月10日(金)@大阪・オリックス劇場 開場:18:00 / 開演:18:30
2019年5月20日(月)@福岡市民会館 開場:18:00 / 開演:18:30


◆新生御園座 初お目見え スペシャルステージ
2011年の特別公演『夢売り瞽女(ごぜ)』をはじめ、さゆりさんにとっても思い入れの深い、新生御園座でのステージです。リニュアル2年目の初お目見えをお楽しみに。

2019年5月23日(木) ①11:30開演 / ②15:30開演
2019年5月24日(金) ①11:30開演 / ②15:30開演
御園座チケットセンター ☎052-308-8899 (10:00~18:00)
お問合せ:御園座 営業部 ☎052-222-8222 (平日10:00~18:00)


*日比谷音楽祭
オリジナルアルバム『民~Tami~』で素晴しいアレンジをしてくださった亀田誠治さんが実行委員長を務める音楽祭です。「みんなでつくる音楽祭が日本に生まれ、それを根づかせる」という亀田さんの挑戦にさゆりさんも賛同。ボーダレスにつながることのできる音楽の可能性を信じ、災害続きで傷ついたままの日本列島を音楽の力で励まし、癒したい。「個性ある音楽が自由に飛び跳ねて混ざりあえたら嬉しいですね」

2019年6月1日(土)18:15~@YAON(日比谷公園大音楽堂)*入場無料
2019年6月2日(土)19:00~@YAON(日比谷公園大音楽堂)*入場無料
詳細は公式HPをご覧くださいhttps://hibiyamusicfes.jp/

*令和元年。変わりゆくもの、変わらないもの

 令和元年。新しい時代の幕開けです。今年の連休は石川さゆり 日本民謡選集『民~Tami~』に耳を傾けながら、移り変わる時代の流れの中で、変わりゆくもの、変わらないものに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。民謡と聞いて「そんな年寄りくさい音楽は勘弁」と思った方にこそ、お勧めです。『民~Tami~』発売後、このアルバムに寄せる思いをさゆりさん自身が語ったインタビューが多数掲載されました。その一部をここにご紹介致します。

ぜひ、お読みください。

【石川さゆり日本民謡選集『民~Tami~』に寄せる思いを語ったインタビュー掲載記事】

▼日本の歌を、次の世代にもきちんと渡せる仕事をしたいなって。

*サンデー毎日(4月14日号) 阿木燿子の艶もたけなわ

http://mainichibooks.com/sundaymainichi/talk/2019/04/14/post-2257.html

▼国境越え世界を繋ぐ日本の民謡 石川さゆり「これが日本なんだという歌を...」

*ZAKZAK 夕刊フジ【ぴいぷる】(4月11 日配信)

https://www.zakzak.co.jp/ent/news/190411/ent1904110009-n1.html

▼石川さゆり、民謡で伝える日本音楽の良さ 今も昔も変わらぬ人の心

*Music Voice インタビュー (3月20日配信)

https://www.musicvoice.jp/news/201903200116088/

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