2017年12月のバックナンバー

*2017年、あなたのベストワンはどの曲ですか?

 第68回NHK紅白歌合戦。『津軽海峡・冬景色』で紅組のトリを務めることが正式に発表されたばかりですが、今年は奇遇にも石川さゆり45周年記念と阿久悠先生没後10年、作詞家50年記念が重なった年。そんな2017年にふさわしい『津軽海峡。・冬景色』をお届けしたいとさゆりさんも張り切っております。

 思えば今年は数々の新曲が生まれた誕生記念年でもありました。ここで2017年に生まれた曲を駆け足で振り返ってみたいと思います。

120曲目のシングルとして発表された『百年の抱擁』(作詞:なかにし礼、作曲:杉本眞人、編曲:坂本昌之)。さゆりさん曰く、「45年歌ってきたから、歌える曲だとみなさんに思っていただけるような一曲」でした。ネオタンゴとも評された艶やかな曲調は『天城越え』とはまた違った大人の色香が漂います。

 すでにファンの間では号泣必至と名高い『祈りたい』(作詞:山上路夫、作曲:加古隆、編曲:羽毛田文史)は「45周年のご褒美をください」とさゆりさんがデビュー曲『かくれんぼ』を書かれた山上先生に懇願して生まれた曲であり、「ささやかでも人の心に寄り添い続けられる。そんな歌を歌っていきたい」というさゆりさんの願いが結晶化されたかのような美しい旋律です。

 そして『X-CrossⅢ-』 からも、たくさんの珠玉の名曲が誕生いたしました。

すべてをご紹介できないのが残念ですが、シングルカットされた『春夏秋冬』(作詞・作曲・編曲:小渕健太郎 ストリングスアレンジ:小渕健太郎、笹路正徳)はさゆりさんに

「人生みたいな大仰なことではなく、季節の中にひとの暮しが感じられる。『朝花』にも通じる名曲」と言わしめた一曲です。娘の佐保里さんがはじめて自転車に乗れた日のエピソードを語ったところ、「離さないでよ~」というあの日の娘さんの声が今にも聞こえてきそうな曲にしあがっていて驚いたと言います。

 いずれも45周年記念を代表し、今後も歌い継がれるべき、名曲揃いでした。

あなたの心に響いた今年のベストワンは何でしたか? そんなことを思いながら、大晦日のNHK紅白歌合戦をどうぞ、お楽しみくださいませ。

中日劇場一月公演「夫婦善哉」 稽古場便り

連日、稽古場では熱い演技が繰り広げられています。
年明け4日に初日を向える、中日劇場一月、石川さゆり新春特別公演
の稽古場から、久々に特派員を務める黒子です。

小返しと呼ばれる場毎の稽古も一段落つき、通し稽古にいく前に・・
演出助手さんの「休憩です」コメント切っ掛けで登場したキャスター。
フタを開けると・・・
cake1.jpgクリスマス・ケーキの登場に、
キャスト皆さんから歓声が!

今日はX'masイブ。
そんなことも忘れ稽古に励んで
いた皆さんへ煮詰まらないよう
さゆりさんからのプレゼントで
した。


通し稽古に入る前、20分ほど休憩を頂いて、美味しく頂くことに。
でも、その前に・・・
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cake3.jpg

・・・・・撮影会
・・・・・撮影会
・・・・・撮影会
・・・・・
・・・・・
・・・・・
そろそろ切っていいですか?


石川公演の際に、何度も登場頂いている児玉さんに切り分けてもらい、
束の間のブレイク。
余談ですけど、生クリームの方から切っていた時、
思わず「ショコラのが好きなんですけど・・・」つぶやいた黒子。
はい。怒られました。

東京での残す稽古もあと2日。
その後はNHK紅白歌合戦の準備に入るさゆりさんです。

皆さまへ Happy! Merry! Christmas!
酉年の大晦日、トリを務めるさゆりさんの歌と共に、良い年末を!
そして年明けは、優しさ溢れる"蝶子さん"=さゆりさんと泣いて、
笑って、微笑んで。そしてパワフルにそれぞれの主人公像を歌う、
石川さゆりオンステージをお楽しみ下さい。

キャスト・スタッフ一同、名古屋・中日劇場で皆さまのご来場を
お待ちしております。
cake5.jpg

*さゆりトークの魅力  ♯さゆりこぼれ話 15

 曲の合間に挟まれるさゆりさんのトークもリサイタルならではの、お楽しみのひとつではないでしょうか。時に、ファンの方からの思いがけない掛け声で「話したかったこと、忘れちゃった」なんてことがあるのも、ライブならではの妙。「さゆりさんの絶妙な笑いのツボが大好きです♡」と仰る、さゆりトークファンも少なくありません。

 今回、特別参加メンバーをお迎えしての45周年記念リサイタルには鼓童の皆さんをはじめ、邦楽奏者のご関係者、ご親族の方々もたくさんお越しくださいました。

 鼓童リーダー、船橋裕一郎さんの叔母様とご親戚の皆さんが「石川さゆりさんのリサイタルは、はじめての体験です」と仰るので、公演終了後、感想を伺いました。

「こんなに息の合った素晴らしいコラボレーションになるとは感激です。しかも、鼓童のメンバーが前に立ってフルネームで自己紹介するなんてことはなかなかありません。さゆりさんのお心遣いに感謝します。そして、さゆりさんを佐渡まで連れてきて、鼓童に引き合わせて下さった坂東玉三郎さんにも感謝したいですね」

 さゆりさんのトークには作詞家、作曲家、作品名、制作スタッフのフルネーム紹介がかならず登場します。それは作品をいっしょにつくりあげる仲間に対する、さゆりさん流のリスペクトの証し。もちろん、「ヴォーカル、石川さゆり!」の自己紹介も忘れませんよ!



「石川さゆり45周年記念リサイタル」

2017年12月28日(木) BS日テレ 19:00~20:54 放送

  

2018年2月14日(水) DVD発売

*さゆり女義太夫・誕生秘話 ♯さゆりこぼれ話 14

 東京公演(昭和女子大人見記念講堂)は40回目のNHK紅白歌合戦出場のニュースが報じられた11月16日。奇しくも、リサイタルで初披露した女義太夫「石川さゆり誕生奇譚」にはこんなくだりがありました。紅白歌合戦を目指して歌手を志したものの、当時はアイドル全盛期。なかなかヒット曲に恵まれず......。「津軽海峡・冬景色」で満を持しての、紅白初出場! これまで支えてくれたファン達は「でかしゃった~、でかしゃった~」と大喜び。

 あの、さゆり義太夫の声がまだ耳に残っている方もいらっしゃるのではないですか。

 さゆりさんが「義太夫に挑戦したい」と漏らし始めたのは、まだ梅も咲かない寒い頃でした。さゆりさんの場合、スタッフへのお知らせは決まって事後報告。

 「すでに人間国宝である竹本駒之助さんの指導を仰ぐことが決まっている。三味線は鶴澤寛也さんに決めている」

 石川さゆり自身による、こうした名企画、名プロデュースぶりに呆然と立ちすくむスタッフ一同。果たしてステージ、舞台、新曲のレコーディングPV撮影に加え、極秘で進められていた東京五輪音頭収録など過密スケジュールの中、どうやって稽古時間を捻出するのか? リサイタル中の談話(トーク)では

「いま考えると、人間国宝に指導を仰ごうなんて、我ながら大胆でしたね」と漏らしていたさゆりさんですが、舞台の幕があがるまでは冷や汗をかきながら、寿命が縮むような思いを毎回味わうといいます。

でも、「そこにかけひきや計算があってはダメ」とも。

「いくつものスリルをくぐりぬけた後、スパッと迷いなく到達できる世界がある。

そこに到達してはじめて背筋を走る何とも言えないしあわせが訪れるのです」

 そのしあわせを経験上、知っているので、「わかっちゃいるけど、やめられない」のだとか。

 これまでも、民謡、都都逸、文楽コラボ、落語、とさまざまな日本の伝統芸能に挑戦してきたさゆりさんですが、「歌手石川さゆり」というフィルターを通して、エンターテインメントに昇華させる。この飽くなき挑戦はまだまだ終わりそうにありません。


2017年12月28日(木) BS日テレ 19:00~20:54 放送予定

   「石川さゆり45周年記念リサイタル」

2018年2月14日(水) DVD発売

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