2007年12月のバックナンバー

今年の歌い納めに行ってまいります

 今年もいよいよ大晦日です。今年は一年が、あっという間に過ぎました。不器用な私は、ノミと鎚で洞門を掘るような生き方しかできません。休むことなくコツコツと続けることが、大袈裟にいえばモットーです。その意味で今年は、手応えのある充実した一年でした。

 朝起きて空を見たら、冬晴れの真っ青な空が広がっています。冷えきった空気を胸いっぱい深呼吸しました。さあ、今日も頑張るぞ!

 そろそろ仕事に出かける時間です。この一年の皆様のご声援、支えてくれた皆さん、スタッフに感謝しつつ大晦日に歌う喜びを噛み締めてきます。

 最後になりましたが、皆様の来年が、どうぞ良い年でありますよう。
                                                        石川さゆり

私の年の瀬

 紅白歌合戦のリハーサルが始まりました。音合わせのリハーサルは出演者ごとに時間割になっていて、私は15:00~16:00です。 もう何十回、何百回と歌った『津軽海峡・冬景色』ですが、私の心の中が何か違う気がします。「いけない、いけない、 テンションが少し高すぎる。大晦日に向かって爆発しなければ・・・」と自分に言い聞かせました。

 そして、家に帰ればお母ちゃんはお正月の用意へGO!です。今朝塩抜きを始めた数の子の水を換え、黒豆のお鍋に火を入れてコトコト。 家の中がお豆の匂いに包まれます。う~ん、良い感じ。パタパタと家の中を走り回り、 日ごろ忙しさに感けてたまった紙や資料用のDVDと格闘です。あ~っ、29日でゴミの回収も終了しているというのに。大きく纏めて、 どこぞにしまっておきましょう。

 明日は朝8:00にお花屋さんが来てくれます。今夜中に掃除を済ませなくっちゃ。パタパタパタ・・・。 私の走るスリッパの音が続きます。猫の手も借りたいというのに、我が家の猫はニャーニャーとつきまとって邪魔になるばかり。

 30日は13:00からNHKの全員集合。オープニングのカメラリハーサルです。この忙しさに幸福を感じる石川の年の瀬です。 パタパタパタ・・・。

                                                        石川さゆり

 

NHK紅白歌合戦 紅組のトリを歌います

 35周年、この一年を思いっきり全力で走りました。沢山のご声援心よりありがとうございます。

 仕事を終え娘とお正月の買い物に出かけ、帰りの車の中で紅白歌合戦紅組トリが決まったという嬉しいお知らせをいただきました。目まぐるしく走った一年の出来事が、頭の中に走馬灯のように浮かんで来ました。この一年、それは嬉しく楽しい日々ばかりではありませんでした。8月1日の阿久先生の訃報は言葉では表せないほどの悲しい出来事でした。

 今年の紅白での私の歌い納めの曲は、阿久悠先生の作詞、三木たかし先生の作曲、「津軽海峡・冬景色」です。この歌は私の紅白初出場の思いで深い歌でもあります。

 今年の春、阿久先生のご自宅にお邪魔した折に、「いろいろな日があったね。よくがんばったね」と仰って、35周年のお祝いに簪(かんざし)をいただきました。今年の歌い納めは、その簪を着け皆さんの心に届くよう、阿久先生に届きますよう、しっかりと歌いたいと思います。

                                                       石川さゆり


 

文化庁芸術祭大賞をいただきました

今年35周年をお祭りのように元気に楽しく、いろいろなステージや歌を皆さんにお届けしたいと思いながら過ごすことができました。

115日~11日、青山劇場での35周年記念リサイタル「石川さゆり音楽会 ―歌芝居『飢餓海峡』―」が芸術祭大衆芸能部門の大賞をいただきました。

音楽のジャンルを越えて歌の楽しさをステージから届けたい。この数年ステージから義太夫、浪曲、落語、語りと、音楽、歌との融合を歌芝居として皆さんにご覧いただいてきました。

そんな思いをいっぱいに創った「石川さゆり音楽会」が、年末になってこんなご褒美をいただくことができたなんて最高に嬉しいです。

多くのお客様にお越しいただき、大きな大きな拍手と声援をいただき、35年歌ってきた私の中に、またひとつこの道の幸せ、出会いの喜びを噛みしめたステージでした。その上にこのお知らせは、嬉しさと共に、わが身を引き締めより探究心を持って歌の道を歩んで行こう、という新たな励みをいただいた思いです。感謝の気持ちでいっぱいです。

今年も残すところ10日余り。明日1222日は東京プリンスホテルで、今年最終のクリスマスディナーショー、そして大晦日のNHK紅白歌合戦まで、体調を整え元気に歌いたいと思います。

 

青山劇場での35周年記念リサイタル「石川さゆり音楽会 ―歌芝居『飢餓海峡』―」はNHKで収録しました。2008119() 2130よりBS2にて放送予定です。ぜひご覧ください。

石川さゆり

貞奴の軌跡を訪ねて

皆さん、明治座&新歌舞伎座のチラシ、futaba kann (26)

見て頂けましたでしょうか?

 来年の明治座&新歌舞伎座公演では、

「マダム貞奴オッペケペー人生」と

いうことで、川上貞奴さんを題材にしたお芝居を

行います。

 先日、岐阜の高山のディナーショーが終り、

次は名古屋ディナーショーというスケジュール

がありまして、移動時間を利用しまして、

岐阜にあります貞奴が建てたと言われる貞照寺に行って参りました。

住職さんにお会いできまして、色々なお話を伺いました。

 名古屋では二葉館という貞奴が住んだ建物を見ることも出来ました。

今までは本で読んだりはしていましたが、こうして、貞奴の使ったもの、

貞奴の暮らした場所などを実際に見ると、より興味深くなってきて、今から

劇場がとても楽しみになりました。

 

歌い手の原点を再確認しました

  今日は『ごぜ唄が聞こえる』というイベントを観に行ってきました。ごぜさんとは、三味線を携えて農村・山村を巡り、段物や口説、民謡(ごぜ唄)を聞かせ喜拾されるお米やご祝儀を収入としていた盲目の女性旅芸人のことです。また、ごぜさんは各地を回りながら遠方の情報を伝えてくれる貴重な情報源でもあったそうです。残念ながら今はもう現役のごぜさんはいらっしゃらないそうですが、今回は最後のごぜさんと言われ、人間国宝でもあった小林ハルさんのお弟子さんであり、越後ごぜ唄の伝承者である萱森直子さんのごぜ唄を聞くことができました。
 
  ごぜ唄には、門付けと言われる一番初めに唄う唄(ごぜさんは唄を読むと言うそうです。)や、沢山の段からできている唄(長いものでは計10段、10時間にもなる唄もあるそうです。)、お別れの時に唄う発ち唄などがあり、それぞれの中にも色んな種類の唄があります。艶っぽいものから面白いものまで、お客さんがぎっしりと並ぶ会場で目を閉じて聞くごぜ唄は、ごぜさんをみんなで囲んでいた当時の空気を感じさせてくれました。
 
  また、今回は小林ハルさんご本人に関するお話も聞くことができました。ハルさんのお母さんは、視力を失ったハルさんが1人でも強く生きていけるようにと、幼少のハルさんを厳しく育てたそうです。そのおかげで、ハルさんは目が見えないということを特に意識することが無かったようですが、ある時、ハルさんが摘んできた花のなかに、違う色の花が混ざっていました。それを友達に指摘されても、ハルさんには何が違うのかわかりません。すると友達は、ハルさんは目が見えないからしかたないと言ったそうです。そして、ハルさんはその一言がきっかけで、他の人には見えているものが自分には見えないのだということを知ったそうです。ハルさんの気持ちを察すると、悪気の無い無邪気な子供の一言とはいえ悲しかったろうなぁ、と切なくなりました。ごぜさんになってからも、旅先では本当に沢山辛い思いをしたでしょう。でも、会場に飾られていたハルさんの晩年のお写真の顔には、厳しさを生き抜いてこその穏やかさのようなものを感じました。
 
 そして、萱森さんがごぜ唄を唄って帰ってくるとハルさんは、「上手に唄えたか」「間違わなかったか」などとは聞かず、「お客人は喜んでくれなすったか」といつも聞いたそうです。聞いてくれるお客さんの喜びが、ハルさんにとっての喜びでありパワーの源だったのかもしれませんね。私も、歌うことでみなさんに喜んでいただける様な歌い手でありたい、と思っています。

                                                       石川さゆり

熊本といえば

熊本といえば、とんこつラーメン!!12,13 (14)

私は「黒亭」のおばちゃんが大好きで、

いつもお邪魔しています。

 今年は12月4日~ディナーショーや

コンサートで旅が続いていますので、

熊本の夜は、皆で元気にならなくっちゃ!と、

馬刺しを頂きました。お刺身から焼き物から

馬汁まで、音楽仲間の皆とほっと、一息です。

初めての故郷、熊本でのディナーショー

35周年の間にも、色々なホテルでディナーショーを12.04 (5)

させて頂いて参りましたが、なんと、熊本での

ディナーショーは今日のホテルキャッスルが初めてでした。

一部、二部ともたくさんのお客様が来て下さいました。

 午前中は、少し時間ができたので、お墓参りにも

行って来ました。元気な伯母や伯父の顔が見られて、

やっぱり故郷っていいですね!

ディナーショーでは、テンションも上がってしまいました(笑)

 

マタニティドレスと紅白の思い出

 おかげ様で今年も紅白歌合戦に出場が決まりました。19歳の時に『津軽海峡・冬景色』で初出場して以来、 年末はずっと紅白で歌い納めをさせていただいて、今年は30回目の紅白です。ということは、 人生の5分の3の大晦日は紅白で歌っているんですね。

 しかし、昭和58年の紅白は出産予定日が近く、お休みさせていただいたので、歌は歌わずに真っ赤な(マタニティー?) ワンピースを着て応援で会場にお邪魔しました。ですから、大きなお腹で映った映像をご覧になった方もいらっしゃると思います。 その回も入れたら、今回で31回目の紅白なんですよ。

 12月は普段以上に体調管理に気を使う時期なので、我が家の加湿器もフル稼働中です。今年の紅白も、 ベストコンディションで皆さんに歌を聴いていただきたいと思っています。

 さて、紅白出場が決まった喜びでいっぱいな私ですが、今はクリスマスディナーショーの真っ最中です。 今回は二十世紀の名曲たちのアルバムの中から、『雪の降る町を』『ルイジアナ・ママ』『旅の宿』『黒い花びら』、 といった団塊の世代の方がよくご存じの昭和30年代から40年代にかけての歌も歌っています。 会場で一緒に口ずさんでいただけたら嬉しいです。

石川さゆり

アルバム「歌芝居」で日本レコード大賞企画賞を頂きました

昨日の発表で、TBS「第49回 輝く!日本レコード大賞」企画賞を頂きました。

日本作詩大賞、日本レコード大賞と、本当にありがとうございました。

ひとえに、ファンの皆様のご声援の賜物です。

今年は一年中お祭りのようで、本当に嬉しく思っております。

 また、近いうちに、嬉しいお知らせがお届けできることを楽しみにしています。

私も3日からはディナーショー(貸切)で大阪に向います。

12月はほとんど東京にいれないようなスケジュールですが、

地方から色々なディナーショーのご報告も出来るかと思いますので、

皆さんも、今年最後のステージを是非、見にいらして下さいね。

                                           石川さゆり

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